じっくり・あせらず・怒らない仔犬(子犬)のトイレトレーニング
仔犬(子犬)を飼ったら、トイレのしつけは最重要課題のひとつ! お部屋のいたるところにオシッコやウンチをするようでは、飼い主にとっても、仔犬(子犬)にとっても衛生的ではありません。お互い気持ちよく生活するためにも、トイレトレーニングを根気よくしていきましょう。
仔犬(子犬)がトイレを覚えるようになるまでには、半年かかるとも、1年かかるともいわれています。あせらず気長に構えましょう。
仔犬(子犬)がトイレに失敗したからといって叱らないでください。仔犬(子犬)は、排泄をした「場所」ではなく、オシッコやウンチしたこと自体を叱られていると勘違いし、隠れた場所でするようになってしまいます。
トイレに失敗したときは大声を出さず、仔犬(子犬)に構うことなく、すぐに事務的に掃除してください。消臭剤などで臭いが残らないようにすることも良い習慣です。
トイレに成功したら、目一杯褒めてあげましょう! 失敗したときは事務的な態度、成功したときはおやつや一緒に遊ぶというメリハリで、仔犬(子犬)はトイレを覚えていきます。
どうしても仔犬(子犬)に入ってほしくない部屋などがある場合は、はじめから立ち入り禁止にしましょう。行動範囲を制限することで、トイレトレーニングもしやすくなります。
犬に限らず動物にとって、排泄をするときは非常に無防備な状態になります。安心して落ち着いて排泄ができる環境を作ってあげることが大切です。玄関などの人の出入りが多い場所、寒い場所などはトイレに向いていません。部屋の隅など落ち着いてオシッコやウンチができる場所を確保しましょう。 もちろんサークルの中でもいいのですが、犬は自分の寝床を汚さないようにする習性があります。サークルの半分を寝床、半分をトイレスペースにあてるなどの工夫をしてください!
ペットシーツを下半身にあてて、ゆっくり犬のトイレに連れて行ってあげましょう。大声を出したり、バタバタ騒いじゃダメです!! 冷静に冷静に… オシッコをゆっくりさせてあげます。ジロジロと見つめ過ぎてもいけません。オシッコができたら「good!」と優しく褒めてあげましょう!
「急にソワソワ落ち着かなくなる」「ニオイをクンクンと嗅ぎ始める」「1カ所でクルクル回り出す」などが、一般的なトイレのサインです。このほかにも、後ろ足の動きがぎこちなくなる、しきりに自分のお尻を気にすることなどがあります。このトイレサインを見逃さず、そのような行動をとったら、あわてずにトイレに連れて行ってあげてください。
号令を統一すると仔犬(子犬)の混乱を避けられ、しつけもしやすくなるのですが、トイレに連れて行くときも号令をかけることをおすすめします。「オシッコ」「トイレ」など、号令を統一して声かけすることで、その言葉と排泄が結びついていきます。
トイレに成功したときには、もちろん褒めてあげます! おやつをあげたり、おもちゃで一緒に遊んであげるのもいいでしょう。ただし、排泄をした後で多少センシティブなので、過剰な大声などは禁物。やさしく言い聞かせるように褒めてあげてくださいね!指定の場所でオシッコやウンチをすると、ご褒美があるということを認識していきます。
(注)トイレを成功したらおやつをあげるを繰り返すと、 『おやつが欲しくてトイレに行く』ようになる場合があります。おやつのあげすぎには気をつけましょう!
仔犬(子犬)が目覚めたらまずトイレへ。仔犬(子犬)が熟睡していたなら5分以内にはオシッコをするはずです。
食事が終わったら、トイレの習慣を身に付けましょう。ワンちゃんも人間と同じです。 内臓が活性化すると排泄したくなるのです。
仔犬(子犬)がトイレを覚えるまでは、定期的にトイレに連れて行ってあげましょう。
仔犬(子犬)は寝ている間は排泄しません。 寝る前に必ずトイレに連れて行ってあげて、ぐっすり眠れる環境をつくってあげましょう。
仔犬(子犬)は、長時間トイレを我慢することができません。3〜6時間の間隔で排泄するので、トイレを覚えるまでは、生活のリズムの中にトイレを組み込んであげましょう。